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リスク開示

元本または利益に関するリスク

 

店頭デリバティブ取引(店頭外国為替証拠金取引、証券CFD)ならびに商品CFD(以下「本取引」と言います。)は、為替相場、国内外の株価指数、貴金属相場、金利動向、天候等等によって利益が得られる反面、損失を被ることもある取引です。

お客様が当社に預託された取引証拠金の元本または取引による利益が保証されるものではありません。

市場と相場に関するリスク

 

値動きについて

為替相場、国内外の株価指数、貴金属相場およびその他商品相場は様々な要因を反映して変動しますので、値動きのリスクについては十分な認識が必要です。

各国の経済や政治の情勢はもとより、各種の規制、突発的な事件や天災地変、紛争、需給関係、株式市場や債券市場など他の金融市場の動向などが影響を及ぼすことがあり、時には非常に大きな動きや予測しがたい動きを示す可能性もあります。

流動性について

値動きだけではなく、流動性に関するリスクも認識しておく必要があります。為替取引の中心であるインターバンク市場は全体としては極めて取引高が多いものの、各国の祝祭日には流動性が低下したり、前項に掲げた事由に影響を受けたりすることがあります。

さらに、各国の規制や処置などによる取引の制限、取引システムや通信の障害、金融機関の破綻や信用収縮などによって、流動性が損なわれる事態も否定できません。当社の受注体制はインターバンク市場と密接に関連しており、このような場合、お客様の注文が思うように成立しない可能性があります。また、経済規模の小さな国の通貨などは平常時でも相対的に流動性が低いことに留意が必要です。

また、証券CFDならびに商品CFDは国内外の株価指数、海外の商品取引所に上場された商品を指標とする商品であるため、指標とする商品の上場されている取引所等の要因により、流動性が損なわれるケースがあります。

* 流動性…どれだけの取引を消化できるか、という市場の許容量のことです。大量の注文でも速やかに成立させることができる市場は流動性が高いと言えます。

レートについて

インターバンク市場は、実在する取引所のように一元的に管理された市場ではなく、多数の参加者が電話や電子端末などいくつかの方法によって相対形式で取引を行っている市場です。このため、ある一時点においても複数のレートが成立していることが日常的であると言えます。このことから、お客様がマスメディア等を通じて知りえる為替レートと当社が提示する為替レートとが同一であるとは限りません。また、売値と買値の差であるスプレッドについては、為替市場の流動性が低い場合や参加者が少ない場合、また為替相場の変動が激しい場合、あるいはそうした事態が予想される場合などに通常のスプレッドより開くことがあります。

異常レートに関するリスク

 

当社は、インターバンク市場、国内外の株価指数、その他商品取引所ならびに貴金属市場における取引情勢を指標として当社の価格を提示しますが、取引システムの障害や誤作動、インターバンク市場、国内外の株価指数、その他商品取引所ならびに貴金属市場の参加者から当社が受け入れる価格の異常等により、市場の取引情勢から乖離した価格(以下「異常レート」と言います。)が提示される可能性を完全に排除することはできません。

異常レートで取引が約定した場合、当社はその約定を修正したり取り消したりする場合があります。これに伴い、お客様に既に利益が発生していた場合は、当社にその利益分を返還していただき、既に損失が発生している場合は、その損失を返還させていただきます。お客様の側で異常レートの可能性に気づかれた場合は、当社までご連絡ください。

ただし、そのレートが適用された日から2営業日以内とさせていただきます。また、異常レートがどうかの判定は当社が行い、お客様はその権利を主張することはできません。

 

スワップポイント/ オーバーナイト金利に関するリスク

 

通貨ペアの場合は、基本的にお客様が相対的に金利が低いほうの通貨を買った場合、または相対的に金利が高いほうの通貨を売った場合は、スワップポイントを支払う必要があります。

ただし、スワップポイントは常に金利差に連動するとは限りません。その他の要因でも変動し、受け取りと支払いの差が大きくなることや、いずれの場合も支払いとなることがあります。貴金属ペアの場合でも、スワップポイントが発生します。特に貴金属ペアでは買い持ちの場合も売り持ちの場合も支払いとなることが少なくありません。スワップポイントについてもリスクとしての側面があることを十分にご認識ください。

証券CFDの場合は、オーバーナイト金利が発生します。これはスワップポイントと逆に高金利国の株や指数を買うと支払いが発生し、逆に売ると受け取りが発生しますので、十分な注意が必要です。

 

取引のしくみに関するリスク

 

損失の限度について

当社は「自動ロスカット」を採用しており、お客様の損失が拡大することに一定の歯止めをかける措置を講じていますが、為替相場や貴金属相場が急激に変動したり流動性が低下したりする場合などには、お預かりした取引証拠金を超える損失が発生する可能性もありますが、弊社が追証を請求することはありません。

取引のルールについて

為替相場、国内外の株価指数、貴金属相場およびその他商品相場の変動が著しく大きくなった場合またその恐れがある場合、流動性の低下等で取引が困難となった場合などには、当社は緊急的な処置を行うことがあります。例としては、必要証拠金率を引き上げることや、自動ロスカットに適用される証拠金使用率を変更することなどが考えられます。こうした処置によってお客様の建玉が自動ロスカットの対象となるなどして、お客様が損失を被る可能性があります。

レバレッジについて

本取引は、取引額に比較して小額の取引証拠金をもって取引するため、お客様は大きな利益を得ることもありますが、逆に大きな損失を被ることもあります。レバレッジは運用資金や経験に照らして無理のない範囲に収めるようにしてください

 

取引システム等に関するリスク

 

本取引では、取引にかかわる指図や照会の方法を、インターネットを利用したオンライン取引に限定しています。

本取引のコンピューターシステム、インターネット、およびお客様がご使用になるコンピューターシステムや携帯端末(携帯電話を含む)については、それぞれハードウェアやソフトウェア(OS等の基本的なソフトウェアと当社が提供する取引システムに係るソフトウェアの両方を含みます)に障害・誤作動等が発生するリスクがあります。

これらに起因してお客様の注文または照会ができなくなることがあり、それによって不測の損失を被る可能性があります。

 

カバー取引に関するリスク

 

当社は、お客様と取引を行うと同時に、同じ通貨ペア、同じ貴金属ペアならびに同じCFD銘柄について、同数量で売り買いが反対の取引を金融機関と行っております。

これをカバー取引と言いますが、当社自身はこれによって相場変動のリスクに対して中立となります。

しかしながら、カバー取引先が何らかの理由によって当社との取引に応じ得ない事態となった場合、当社は当社独自の判断においてお客様との取引を停止することや、場合によっては建玉を決済させていただくことがあります。それによって、お客様が損失を被る可能性があります。

 

当社の債務履行に関するリスク

 

当社は、お客様からお預かりしている証拠金について、信託契約にて分別保管する処置を講じています。信託分別保管の対象は、万が一当社が破綻した場合でも、法的に保全されます。

* 信託分別保管は、当初にお預けいただいた証拠金の元本を保証するものではありません。