オーバーナイト金利は、スワップポイントとほとんど同様な仕組みです。
オーバーナイト金利は、日をまたいでポジション(買いまたは売りの状態)を持ち越した時に発生します。
買いポジションを持ち越すとオーバーナイト金利を支払い、売りポジションを持ち越すとオーバーナイト金利を受け取ります。
スワップ金利がプラスとなるポジションを保有していると、毎日金利を受け取ることができます。
反対に、スワップ金利がマイナスのポジションを持っていると金利を支払います。オーバーナイト金利の一般的な計算方法は以下の通りです。
買い | 政策金利+上乗せ金利(3%) |
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売り | 政策金利-上乗せ金利(3%) |
上乗せ金利は会社によって異なりますが、おおよそ3%です。
スワップ金利とオーバーナイト金利は異なるものですが、金利の支払いや受け取りが発生するという点で為替とCFDは似ています。
オーバーナイト金利は各国の政策金利やLIBOR金利(ロンドン銀行間取引金利)によって決まります。
NYダウ株価指数CFDの例 | |
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買い | アメリカ政策金利(4%)+上乗せ金利(3%)=7% |
売り | アメリカ政策金利(4%)−上乗せ金利(3%)=1% |
現在はアメリカの政策金利はもっと低い水準にあるので上記の例の通りにはなりませんが、オーバーナイト金利はこのように算出することが可能です。